今回は、兵庫県の甲南女子中学校・高等学校の北東側に隣接している階段のことでも。
いちおう、LINEトラベルjpの記事「古道・魚屋道で神戸の眺望を楽しむ!甲南山手駅界隈 眺望坂めぐり」でも取り上げた無名階段ですが、たまには詳しく取り上げてみようというわけです。
写真1
まずは、坂下あたりのものなど。(写真1)
階段自体はもうすこし坂上にあるんですが、ここは写真1のとおり、急坂と階段が一緒にある場所だったんですよ。
ここからみると、高低差具合とか傾斜具合とかわかりやすいですよね。
写真2
さらに坂を上り、写真1でも見えていた校内の煙突のようなものがついた建物のそばまでやってきて、さらに坂上方向を見てみました。(写真2)
坂上はまだすこし上に見えていますね。
ちなみに、このあたりで、スマホの傾斜測定アプリで傾斜具合を測ったところ、勾配22.8%という数値となりましたね。
けっこうな勾配ですが、このあたりには東京でよく見かける勾配具合を示す案内標識なかったですね。というかこのあたりは急勾配の坂道ばかりなので、案内標識つけていたらきりがなさそうですが。
写真3
写真2と同じ位置より、甲南女子中学校・高等学校の校内に建っている謎の建築物を撮ってみました。(写真3)
なおLINEトラベルjpの記事を書く時は余力がなくて気が付かなかったのですが、今回のブログにあわせて調べてみたところ、この建築は講堂のようで、なんと建築家の村野藤吾氏が設計したものなんだそうです。
このことは建築MAP系の本には書かれていないのですが、神戸市のHPにさらりと書かれてありましたね。
(→神戸市:神戸市所在の文化財建造物の登録(国登録有形文化財))
※市のHPなので、すぐにアドレスが変わるかもしれないので、あしからず。
写真4
で、こちらが階段ですね。(写真4)
この南北の道があまりに急勾配だったため、この階段がつくられたのか、もともと崖だったのを道をとおすために階段にしたのかは不明ですが、いろいろ想像は膨らみますね。
写真5
写真4と同じ位置より、坂下方向というか海側を眺めてみたものです。(写真5)
ここからでも、坂下とはけっこうな高低差があるためか、海辺の市街地がすでに見えていましたね。
ちなみにこの道路は、芦屋市と神戸市のちょうど境にありますね。
左側が芦屋市で、右側が神戸市という具合です。
ただ正式な境界がどこなのかまでは、市役所にいかないとわからないので、気になる方はそちらで聞いてくださいな。
写真6
で、最後は、LINEトラベルjpの記事にも載せた階段上からの風景ですね。(写真6)
ただここでは記事と違い縦アングルで撮ったものを載せてみました。
とにかく坂道に階段、そして神戸の市街地の風景に村野藤吾の建築と、ある意味好みなものがぎゅっとつまっている場所でもあるので、またそのうち再訪して、ぼんやり景色を眺めてみたいと思っていますよ。
ということで、今回はこんな感じです。
※この記事は、以前に「東京坂道さんぽ」で書いたものをこのサイトに移行したものです。日付は公開当時のものとしています。